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ARTIST | INTERVIEW-SPECIAL

THE NOVEMBERS 小林さんに独占インタビュー!

今最も注目される日本のオルタナティヴ・ロックバンド「THE NOVEMBERS」
2007年11月にUKプロジェクトのDAIZAWA RECORDSより『THE NOVEMBERS』でインディーズデビュー。
2016年9月21日に新作アルバム「Hallelujah」リリース。

THE NOVEMBERS 小林さんに独占インタビュー!

By: Slow Snow Slide 石川 | Nov. 8, 2016 | 4820 views

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-結成11周年、通算6枚目の新作アルバム「Hallelujah」リリース、誠におめでとうございます。

まず、THE NOVEMBERSの音楽を作ってゆく上で影響を受けたバンド、アーティストを教えて頂けますか?

小林(以下K):音楽は今まで耳にしてきたもの全て、何かしらの影響を受けていると思うんですが、
大事な分岐点を挙げるなら、幼心に両親と一緒に聴いていたユーミンとか、L’Arc~en~Ciel、ロックという概念に触れたのはBLANKEY JET CITYでしたね。
そこからナンバーガール、ART-SCHOOL、bloodthirsty butchersなど、日本の音楽が好きになって、
同時期にThe Cure、the Smith、Bauhausなどの80年代ポストパンク、ニューウェーブ、インダストリアルにのめり込んでいったきっかけが、
その時代のその音でしたね。そこから派生して本当に色々と聞くようになっていって、それらがルーツというか、根本にあるものだと思います。

ー貴重なルーツをお聞かせ頂きありがとうございます。

11年間活動されてきた中で、THE NOVEMBERSの音楽性の変化は感じていらっしゃいますか?

K:そうですね、変えた部分と、変わってしまった部分、逆に変えられなかったことと、変えないこと。それぞれ自覚的な所は多いと思います。

ーなるほど。やはり当初からここだけは譲れないといったような、ぶれない芯のようなものがあったのでしょうか?

K:どうなんですかね(笑)。ただ綺麗だなと思うものが昔から純粋に好きだったので、そういった意味ではそこはあくまで好みですので。
更新はされるかもしれないけど、変わってはいないと思います。

ー今回の新作「Hallelujah」について、触れさせて頂きます。今回はRadiohead、Beckなどの国内流通を担っているHostess entertainmentと、

Mono、KlanAileenなどをリリースしているMAGNIPHがタッグを組んだ「MAGNIPH/Hostess」の日本人初のリリースということで、大変稀有なケースかと思うのですが、それに至った経緯など、可能な範囲でお話し頂ければと思います。

K: 「MAGNIPH/Hostess」との出会いに関しては、単純に縁があったとしか言いようが無いんですけど、縁があってそこからまた、
僕たちと彼らの目的が一致したのも含めて、「縁があった」という表現になってしまいますね。
ただ、僕らも「MERZ」というレーベルの運営を3年間してきたんですけど、それで今作の「Hallelujah」を作るという段階で、
今作は絶対に特別な作品にしたいと思っていましたので、その特別な作品をこれまでのやり方で、更に力を入れてリリースするのか、
それとも特別な何かを打ち出すのか。そこは悩みどころではあったのですが。

ー後者を選択されて。

K:はい。逆に自分たちだけでもここまではできる、ここまでは届けられるという実績と自負は持ってましたので、だからこそチャレンジしてみたいと。
新しいレーベルだったり、パートナーを探そうという気持ちになったんです。そこで一つの縁があって、出会ったのが「MAGNIPH/Hostess」のチームでした。

ー新作「Hallelujah」の楽曲を光栄にも一足先に聴かせて頂いたのですが、やはりTHE NOVENBERSの楽曲には「美しさ」という強烈な世界観を常に感じます。抽象的な質問になってしまうかもしれないのですが、小林さんご自身が表現したい「美しさ」の形とは?また、その源となるものを教えて頂けますか?

K:人によってはかっこいいとか、かわいいとか、色んなちょっとした感情の昂りと同時に出る言葉だったり、その感情の呼び方というのがあると思うんです。「テンションがあがる」とか、「ヤバい」とか。そういったものが僕にとっては「美しい」とか「美しさ」という考え方に直結しているんですよね。
例えば、若い女の子が「かわいい」と連呼しているのとそんなに変わらない気がしてて。

ーなるほど。小林さんにとっての感情の昂りに対してのキーワードなのでしょうか。

K:感動するとか、素敵だなと思ったものの、その現象が僕は「美しい」というものだったり。理由は「美しい」ということだったり、感じた感情の名前を「美しい」
と呼ぼうとか。そうゆうことなのかな、と僕は思っているんですよね。ただ、なんで綺麗だなって思うものに惹かれるのかなっていう、
ルーツの話を無理矢理するとしたら、恐らく子供の頃に母親や祖母がお化粧をするところを見ていて、それがすごく印象に残っているんです。
例えば、鏡台の前に立って、化粧をしている母親の姿。お出かけの時とか、何か特別な時とかに見かけることが多いと思うんですけど、
それを子供ながらに見ていて鏡ごしに目が合ったりとか。
何か特別なことが、わくわくすることがあるっていうことと、お化粧とか、着飾ること、めかしこむことということがいつの間にか繋がってくるんですよね。
だから母親とか祖母が、綺麗な格好をしていると自分も嬉しくなったり。それで自分も子供の頃に両親に隠れてお化粧したりしだしたような記憶がありますね。
その時のちょっとした後ろめたさと興奮というか。それが強烈にあったんです。なので、そういった体験が、美しいものに惹かれるといったことの、最初の出来事だったような気がします。

ー幼少の頃のエピソードも交えて、大変貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます。最後に山形の印象をお聞かせください。

今後THE NOVEMBERSで山形公演の実現の可能性は?

K:実は山形は8年ほど前に一度来たことがあって。その時はなかなか来ることができない地方に来ることができてありがたい時間だったという印象が強かったんですけど、今回は本当に色々と助けてくれて、協力してもらったり、応援してもらったり、本当に嬉しくて。地元でもここまでしてもらったことはなかったですよ。まあ僕らがあまり栃木を地元って言ってないからかもしれないですけど(笑)恩返しをしたいという気持ちも勿論ありますし、THE NOVENBERSでも必ず来れるように頑張ろうと思ってます。

ーお待ちしております。ありがとうございました!

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COLOUR SCENE出演 2016.09.15 (Thu) @ 酒田hope

SPECIAL THANKS WRITER:Slow Snow Slide 石川