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TAIMAN-SYOKUDO | ARTIST-INTERVIEW

TAIMAN-SYOKUDO 第三弾
GUEST:dj honda×b.i.g. joe

08/01 (Sat) @ LOOP
dj honda×b.i.g. joe The New Album「Unfinished Connection」Release Tour 2015 in YAMAGATA
イベントを終えたお二人に独占インタビュー!

TAIMAN-SYOKUDO 第三弾 GUEST:dj honda×b.i.g. joe

By: blink | Sept. 20, 2015 | 6256 views

葉花源吸(以下G): 昨日のLIVEは自分の初期衝動となった王道のHIP HOPが会場に溢れていて、今回のアルバムも一曲一曲にHIP HOPを感じました。

b.i.g. joe(以下J ):色んなラッパーがいる中で色んなカタチでHIP HOPっていう言葉が使われていますが、「これが王道だな。」「これがHIP HOPの良いとこだな。」っていうヴァイブスを伝えられたらと思っています。今回のhondaさんとのツアーではそういうHIP HOPの良さ、カルチャーを感じてもらいたいですし、ラッパー、DJの一スタイルとして「こういう風にショーの中でやれば面白いんだ。」とか感じてもらえたらなと思います。
G:まさに直感でHIP HOPを感じる訳ですね。
昨日のLIVEで90年代頃のHIP HOPをMCの煽りがあった中、hondaさんのスクラッチで会場が揺れてました。音に揺さぶられて、自然と体を動かして。
J:一般的にラッパーの言葉でみんな盛り上がると思うんですけど、HIP HOPはひとつのショー、いわゆるバンドだと思います。ほんとミニマムな。
hondaさんはもちろん、海外の方から影響を受けてるのでもっと自由にDJも見せ場があると思うんですよね。
G:自分たちは自由だなんて言いながら実は型にはめて縛っていたのかなって思います。型にはまることなく自分の好きにやる。その気持ちを忘れてたなとハッとさせられました。
J:今回DJの方もhondaさんを生で見て衝撃を受けたんじゃないかなと思います。
G:地元のラッパーたちとマイクリレーもさせていただいて貴重な体験になりました。地方でマイクリレーはよくされてるんですか?
J:そうですね。これもhondaさんとツアー回るうえで出来たらいいなと思うことのひとつです。各地方のラッパーたちと出来るだけうまく交流して、曲をつくるのか、その前にステージで一緒にライブやるのか、ライブ終わった後フリースタイルするときもあるんですけど、それ以前にお客さんと一緒に何か出来る機会を設けたいですね。
G:山形のラッパーはどう感じましたか?
J:上手い人が多いと思います。みんなしっかり言ってることが伝わるし。
G:そこが一番大事な部分ですよね。後ろから見ていたhondaさんはいかがでしたか?
dj honda(以下H):自由に好きなことやればいいんだよ。

G:LIVE前後フロアでお客さんと一緒に過ごしてらっしゃいましたが、LIVEの時はいつもそうされるんですか?

J:そうですね。堪能するって意味でもそうしたいなと思いますね。
G:お二人と交流した山形のヘッズたちはこういう部分からも影響を受けるんだと思います。
そういう魂をフロアに落としてってくれるのは非常に嬉しいですね。
J:たまに魂だけじゃなくて財布とかも落としてしまうこともあるので、そういうのは落とさないように(笑)。
G:予想外のものまで落としちゃうことありますよね(笑)。

G:“Sapporo Times” “時代は変わる”のLIVEはもちろんですが、やっぱり“ターミネーター”がとてもキーになっていて久しぶりにヘッズに会ってしまった!という印象でした。

J:この先も生徒でいたいんですよ。hondaさんのおかげで思い上がらずに入れるというか、ちやほやされるとなんかもうわかったような感じになるじゃないですか。でもそうではなくて、HIP HOPっていうスクールがあるとしたら僕らはBBOY、BGIRLっていう生徒なんじゃないかなって思います。またそういう立場に立ち返れるとまだ伸びしろがあるんだな。まだやれるな。って。そういう意味ではヘッズで居る方が楽かもしれないです。

G:アルバム、LIVEともに自由さを感じました。立ち振る舞いもそうですが「こっち来いよ。」って近づきやすい雰囲気はやっぱり後ろにhondaさんがいらっしゃるからでしょうか?

J:そこは泳がしてもらってるような感じですよ(笑)。
G:Joeさんの凄さと後ろに構えるhondaさん。
J:だいたいLIVEはMC主導で行われるじゃないですか。DJが指揮者みたいになってるのでそういうのは面白いなと。
“Sapporo Times”は地元をレックした曲で、僕も地方のラッパーとしてどこにいても同じなんじゃないかなって思います。札幌自慢してる訳ではなくて気持ちだけ伝わればいいのかなと思います。どこにいても住めば都。曲がきっかけでその土地に行ってみたいなって思ってくれたら嬉しいですし。

G:お二人の故郷 札幌でhondaさんの弟さんが経営するアパレルショップにjoeさんが通っていたことがきっかけでhondaさんと出会い今回に繋がる訳ですね。同じ地元でjoeさんは憧れの方とアルバムをつくるというのはいつもとは違う心境だったのでは?

J:やっぱりそういうので変わると思うんです。
最近始めたラッパーたちのアルバム事情(ライブ当日にライブDJを決めることが多い。)だと僕はいいライブができないんじゃないかな、パートナーとして選んでいかなきゃいけないんじゃないかなと思います。そういう意味では凄い偉大なパートナーです。
「こうやってくれ。」って言葉にしたら誰でも良くなるじゃないですか。そうじゃなくて、その人の持ってるモノと自分のモノが合わさってひとつのことができるっていうのは人間としてやる以上ライブの構成から考えても、もっといいものが見せれるんじゃないかなって。

G:hondaさんはニューヨークから日本に戻られて、今の地方の現状はどう感じますか?

「自分が好きなことやれてればそれでいんだよ。土地だろうが環境なんか関係ないんだよ。」とお聞きしましたが、

H:今は特にそういう時代だから。昔はストレートに情報が入ってこなかったから行くしかなかったけど、今はどこにいてもリアルな情報が入ってくる。
ある程度見てきたからそういう意味では地方も一緒だと思うよ。レベルも上がってるし、今は音楽やってる人たちがたくさんいるけど、俺の時代はDJって言ってもわかんなかったからね。いつしゃべるの?って聞かれたり(笑)。
だからもっと出てくるんじゃないのかな。日本でHIP HOP始まって30年くらい?
G:その中からどんどん淘汰されてきて、日本のHIP HOPの歴史がつくられてきてるってことですね。
H:昔つくったものを今聞くと酷い(笑)。でもそれでいいんだと思ってやってたからね。思い込みだよね。
J:思い込み大事ですね(笑)。「こうなんだ。」って自分を暗示にかけることですね。
H:暗示がかかってもそれでいいんだよ。やるしかないじゃん。
J:やってれば経験は得られる。正解なんてないですし。
G:最近は情報が溢れてるからみんな正解探しをしてしまうけど、周りを気にすることなく自分の好きにやればいいんだ。これも暗示ですよね。

G:今回のアルバムでミュージックビデオを何曲か配信されていますが、様々な印象の曲がありましたよね。映像で引き出される魅力、あの感じがアルバムの振り幅なんですね。映像もお二人がプロデュースされてるんですか?

J:ミュージックビデオは地元のヤングチャイルドっていうイカレタ野郎がいるんですけど、そいつに全部任せてます。イカレテるからいいセンスで得意なスキルが出てくるんですよね(笑)。

G:最後にアルバムタイトル“Unfinished Connection”(直訳:未完成の接続)ということでここから始まる新たな展開を予感させるということですか?

J:そうですね。またさらに成長した自分らを見てもらえたらと思います。

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Location:居酒屋 Q’s

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